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2018.10.01 Mon
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wineman

Category  Work

インテリアデザインを担当させて頂きました「wineman」が先日オープンしました。
フレンチレストラン、「aki nagao」の長尾シェフによる新店舗です。
姉妹店ではなく、「aki nagao」のDNAを引き継ぐ子供のような存在の店舗を作りたいという思いのもとスタートしたプロジェクトでした。

 

長尾シェフがキーワードとしてあげたのは、北海道、冬、雪、大地。
窓が無い小さな空間で、北海道の冬の厳しさや凜とした空気、雪が積もったモノトーンの風景を表現したいと考えました。
訪れる人が、記憶や想像の中に持っている冬の風景を想起するような空間を目指しました。

 

北海道の自然環境がもたらし、北海道で生まれ育った私達にとっては馴染み深いマテリアルと言える札幌軟石の壁面に、札幌を拠点に活動するカメラマンの古瀬桂氏によるニセコの冬景色の写真作品を配し、この店の窓としました。
カウンターはモールテックス。
マテリアルは、料理とワインにだけ色がある空間をイメージしながら決定していきました。

 

サスティナブルなレストランでありたいという長尾シェフの思いから「wineman」は、ビル内で長期間空き物件となっていた隣接する2つの店舗を繋げ、そこを新たな区画として出店しています。
ファサードの壁面に廃棄物を原料とする内装材を採用したことや、食材やワインとの向き合い方、「aki nagao」のオープン当初に揃えたカトラリーを加工して新たなプロダクトとしてリユースするなど、様々な部分にその思いを垣間見ることが出来ます。

 

グラフィックデザインは、「aki nagao」、「french panda」、「BIRD WATCHING」に引き続き、COMMUNEです。

 

WORKSのページに写真をアップしましたので、ぜひご覧下さい。