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2019.06.11 Tue
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ぎょうざ北大陸 すすきのはづれ

Category  Work

インテリアデザインを担当させて頂きました「ぎょうざ北大陸 すすきのはづれ」が先日オープンしました。
『お肉の個性で北海道を旅する』をコンセプトとした北海道産ハンバーグ専門店「North Continent」の新業態です。
15年間お肉を練り続けた自信を、北海道のローカルフード・いももちに包んだぎょうざや一品料理を楽しめます。

 

立地は札幌の繁華街、すすきののはずれ。
表通りには面していない路地奥の路面店です。
街の喧騒と店内を明確に仕切り、安心出来る空間を作ることを目指しました。

 

天井高を低く設定し、内部空間であることを強調することで、感覚的に外と内の仕切りが明確になるのではないかと考えました。

 

また、土などの自然素材が街の中では異質な存在になるのかもしれないと考え、床、壁、天井の仕上げは自然素材を連想出来るものとしました。
動と静のコントラストによって、外と内を仕切ることが出来ないかと考えました。

 

ぎょうざという日常的でカジュアルな料理をこだわって丁寧に作るソフトに対し、インテリアデザインでも同様の表現をしたいと考え、家具や建具の仕上げには、OSB磨き染色を採用しました。
一般の方も目にする機会の多い安価な素材、OSBを磨いて、面で組んで塊に見えるように加工することで、ソフトとの調和を目指しました。
製作は家具デザインユニット、621です。

 

エントランスの木彫りのぎょうざは、美術家の千葉有造さんに製作して頂きました。
『抽象的なぎょうざ』『ぎょうざ屋を探している人には、確実にぎょうざに見える形状』というオーダーに対し、素晴らしい作品で応えて頂きました。

 

グラフィックデザインは、一連の「North Continent」を担当してきたEXTRACTです。
今回はお皿もオリジナルで製作しています。

 

様々なクリエイターの仕事を空間にまとめることも、今回のプロジェクトの大きな仕事の1つであったと感じています。
関わって頂いたみなさま、ありがとうございました。

 

WORKSのページに写真をアップしましたので、ぜひご覧ください。