Category Blog
札幌と京都の2拠点になって1年が過ぎた。
この1年の間でmangekyo京都事務所は、2つめの居場所ができた。
京都ではANATOMICAとSHIKIAMI CONCONを行き来しながら仕事をして、
札幌ではこれまで通り変わらず桑園の拓殖ビルで仕事をしています。
その場所に 居る ことで生まれたり育ったりする関係性がある。短期滞在を繰り返すツーリストだった頃から知っていたはずの京都の人や場所との関わり方が変化し、日常になった。自分の居方を変えると、環境が変わる。いつのまにか京都は旅先ではなくなっていた。
いいこともそうではないことも自分の想像を超えてくるものだから、これからも理想の状態で居るための努力をしていきたいと思っている。
Category Work
VIVOBAREFOOT TOKYOの新店舗の設計を担当しました。
VIVOBAREFOOTは、1997年にイギリスで誕生した、世界で初めてベアフット(裸足)をうたったシューズブランドです。足指を自由に動かすことができる幅広なデザイン、余分なクッション材がついていないアウトソール、靴が柔軟に屈曲し足の自然な動きを妨げない、などの特徴を持ち、足裏から地面の刺激を感じ取ることができるシューズです。裸足に近い状態に設計されたシューズは、姿勢の改善や足の筋力強化につながるとされています。
外苑前で営業してきた東京店を、表参道へ面積を拡張して移転するプロジェクト。
日本国内では東京の他、京都と札幌に店舗展開しており、各店舗でその地域で採れる土や石などの自然素材の他、その土地で排出された廃材を内装の仕上げに取り入れています。
使用済みの携帯電話、パソコン、家電などから有用な金属を回収し資源とする「都市鉱山」の考え方を東京の素材として捉え、T-PLASTERが開発した、自動車メーカーの工場から排出された廃金属とテラコッタをミックスした新素材の左官材で、地面が隆起して出来た空間を作りました。
左官はNomadicsのメンバーが行いました。
初めてVIVOを履いた時、これから自分の体がどのように変化していくのかが楽しみになりました。それは、他のどのシューズにも感じたことがない感覚でした。
Worksのページに竣工写真をアップしました。ぜひご覧ください。
Category Work
北海道札幌市の美容室issueの設計を担当しました。
クライアントは当初、RC造スケルトンの空間を探し求めていましたが、着地したのは大通公園の西の端に位置する、札幌中心部から少し外れた木造建築の2フロアでした。
話し合いの末、状況や制約を受け入れ、抗いながら理想を追求すると、この場所以外では生まれない独自の表現を生み出すことができると信じて、RC造スケルトンのような無機質で硬質な空間に変わる表現を木造建築で模索することにしました。この姿勢は、issueが目指すクリエイティブにも通じるのではと思いました。
設計するにあたり、いくつかルールを作りました。
・木と対極のイメージを持つマテリアルを採用する
・新たに造作するもの / インストールするのものには木を使わない
・機能をもつ什器は、環境に従属せず単体で自律する
・要素は最小限に
今後展開予定のフロアには、現状バックヤードとトイレのみ。
Worksのページに竣工写真をアップしました。ぜひご覧ください。
Category Work
ANATOMICA KYOTOの設計を担当しました。
Worksのページに竣工写真をアップしました。ぜひご覧ください。
ANATOMICAは、1994年にフランス・パリで創業した、歴史と伝統、フィッティングへのこだわりをベースに、人体の構造と動きに沿ったアナトミカル(解剖学的)なものづくりをコンセプトとするブランドです。アイテムの多くはフランスのワークウエアが基になっていて、それらをいかにエレガントに着こなすかを提案しています。
築100年を超える町家の改修。町家はそこで働き暮らす人たちのための民家で、ANATOMICAと町家はどちらも営みや生業とともにあるという点に着目し、そこからインテリアデザインを展開していくことを試みました。工事現場や作業場など、日頃クリエイティブの現場で目にしてきたものの集積から着想した仕様を、私たちが考えるエレガントを通してインストールしました。
「京都の町家」は、とても強いワードではあるけれど、迎合するのでも対比を図るのでもなく、理解をもった上で、時代、国境、ジャンルを超えた共通項「WORK」を軸に、それぞれのアイデンティティを保った状態のまま並走したいと考えました。
かつて客間として使われていた場所には、ANATOMICAが最も大切にしているシューフィッティングスペースを据えました。ほぼ既存のまま残した床の間と縁側の先には、成井大甫氏の作庭による坪庭が見えます。過去と現在の景色が時間を超越して重なり、新しい風景が生まれる様子をイメージしました。
Category Work
札幌市内中心部から離れた工業地域に位置する2階建ての倉庫を改装し、セレクトショップ、コーヒースタンド、イベントスペースで構成される複合施設を作りました。
Worksのページに竣工写真をアップしたのでぜひご覧ください。
梁を基準に倉庫をエリア分けし、既存の設備状況などから、各エリアに相応しい業態と機能を割り当てました。
寒冷地北海道では、断熱対策と、躯体をそのまま現して意匠とすることの両立が難しくいつも悩ましいのですが、不定期で利用していく計画のイベントスペースを外部との緩衝エリアと捉え、店内奥に躯体現しのほぼ既存状態のまま配置しました。冬は扉を閉めて店舗を暖かく保ち、夏は扉を開放して倉庫全体を広く大きく使う。季節に合わせて空間が伸び縮みし、それに合わせて使い方やレイアウトを変える。改めて考えてみると、屋外の状況が屋内の過ごし方に影響するのは自然なことで、不自由があるかもしれないけれど、日々工夫しながら理想を追求していると、一年中まんべんなく快適に過ごすことができる環境下では決して生まれないオリジナリティや楽しみ方が育っていくと信じてる。
2階には施設を運営するクリエイティブコレクティブ「COMMUNE」のオフィスがあり、こちらの設計も私たちが担当しています。
Worksのページに竣工写真をアップしていますのであわせてご覧ください。